犬祭り in ぎふワールド・ローズガーデン 開催レポート
― 花とわんこのはじまりの一歩 ―
ペットと一緒に過ごせる場所としてのあり方を、少しずつ考え始めている施設様も、最近は増えてきています。
その一方で、「本当に実現できるのかな?」と感じている施設様も多いのではないでしょうか。
- 既存のお客様との過ごしやすさは大丈夫かな?
- 大切にしている施設環境への影響は?
- マナーや安全面はどうすればいい?
いろいろな想いが重なって、なかなか一歩を踏み出せない施設様もいらっしゃると思います。
今回ぎふワールド・ローズガーデン様も、将来的に花とわんこが自然に共存できる場所にしたいという想いがありました。
その想いをかたちにする第一歩として、まずは無理のないかたちで、“検証イベント”として開催させていただきました。
この記事では、イベントの様子だけでなく、
- どんな工夫をして進めたのか
- 実際にどんな方が来てくださったのか
- やってみて見えてきたこと
などを、できるだけわかりやすくまとめています。
これからペット同伴を考えていきたいな、という方にとって、少しでもヒントになる内容になっていたら嬉しいです。
イベント情報
| イベント名 | 犬祭り in ぎふワールド・ローズガーデン |
| 開催場所 | ぎふワールド・ローズガーデン(東ゲート前) |
| 開催日 | 2026年4月11日(土)・12日(日) |
| 来場者数 | 2,625名 |
| 出店数 | 40ブース(各日) |
ご依頼の背景
ぎふワールド・ローズガーデン様では、現在は園内でのペット同伴は行っていません。
ですが、これからの施設のあり方を考えたときに、「ペットと一緒に楽しめる場所」という選択肢には、大きな可能性があると感じられていました。
一方で、実際に導入するとなると、環境への影響や既存のお客様との共存、マナーや安全面など、気になることもたくさんありました。
そのため今回は、まずは小さく試してみることが大切だと考え、集客を目的としたイベントではなく、「本当に実現できるのか」を見ていくための検証プロジェクトとして取り組みを行いました。
ぎふワールド・ローズガーデン様の課題
ペット同伴に向けて、ぎふワールド・ローズガーデン様には以下の課題がありました。
- 園内環境(花・植栽)への影響
- 既存の来園者の方と心地よく共存できるか
- 排泄マナー
- リード管理
- 来場者同士のトラブルは防げるか
- ペットが苦手な方への配慮
といった運営面での懸念もありました。
さらに本取り組みでは、「どのような方が来場されるのか」、「どのような過ごし方をされる」のかを把握することも重要な検証項目でした。
ペット同伴を前提とした際の来場者像を把握することが、今回の大きな目的のひとつです。
ONESの取り組み
今回の取り組みで大切にしたのは、イベントを開催することそのものではなく、実現に向けた“設計”をしっかりと行うことでした。
安心して一歩を踏み出していただけるように、いくつかの視点から丁寧に準備を進めていきました。
集客サポート
イベントでは、より多くの方に知っていただけるよう、事前の集客にも力を入れて取り組みました。
ONESが運営するInstagramの総フォロワー4.8万人に向けて情報を発信。
また、告知用のビジュアルについても、イベントの世界観がしっかりと伝わるようにデザインを制作し、見る方が「行ってみたい」と感じていただけるような表現を心がけました。


導線設計
- イベント来場者と通常来園者の動線を分離
- 園内へのペット流入を防ぐ設計


マナー設計
- 事前および当日のルールを明確化
- 来場者の意識づけを前提とした運営


コンテンツ設計
会場内にはメッセージツリーを設置し、花のかたちのカードに想いを書いていただくことで、「一緒に過ごす未来」への意識をやさしく可視化しました。


表現・コピー設計
- 「花とわんこのはじまりの一歩」
- 「いつか自然にわんこもいられるように」
このイベントのコンセプトを作り、ルールとして制限するのではなく、未来に向けて一緒に考えていく“参加”のかたちとして設計しました。
来場者の声とデータの収集・分析
来場者アンケートを通して、実際に来てくださった方の率直なお声をお伺いしました。
これからの取り組みを考えていくうえでの、大切なヒントとして活かしていきたいと考えています。
当日の様子




2日間とも天候に恵まれ、会場は終始、穏やかでやさしい空気に包まれていました。
- 愛犬と一緒にゆったりと過ごされる方
- お花を背景に写真撮影を楽しまれる方
- メッセージカードに想いを込めて書かれる方
など、それぞれが思い思いの時間を過ごされている姿がとても印象的で、花とわんこが一緒に過ごす未来を感じられる、やさしいひとときとなりました。
また、実際に来場された方の様子からは、
- ゆっくりと長く滞在される方が多いこと
- コンテンツに積極的に参加してくださる方が多いこと
- マナーを大切にされている方が多いこと
ただ来場するだけではなく、「どのように共存していけるか」を、来場者の方それぞれが自然と考えてくださっている様子が感じられ、今回のイベントは、とても大きな一歩となりました。
成果
今回のイベントでは、多くの方にご来場いただき、これからにつながる大切なデータを得ることができました。
多くの方にご協力いただけたことからも、関心の高さや期待の大きさを感じる結果となりました。
| 来場者数 | 2,625名/2日合計 |
| アンケート | 467件回収/回収率 約18% |
見えてきたニーズ
アンケートや当日の様子からは、ペットと一緒に過ごせる場所への想いが、想像以上に高いことが感じられました。
一度きりではなく、継続的に利用したいというニーズがあることも見えてきました。
ペット同伴へのニーズ
- 犬と一緒に園内を楽しみたい
- 花を背景に写真を撮りたい
- 入園できるようになれば嬉しい
施設価値向上の可能性
- 年パスで利用したい
- 散歩で利用したい
見えてきた課題
マナー・ルール整備の必要性
- マナーウェア未着用への指摘
- 排泄およびリード管理の徹底を求める声
施設環境への要望
- 犬用トイレの設置
- 休憩スペース(日陰)の確保
- ドッグランの設置
- 犬同伴可能な飲食施設
運営面の改善提案
- 混雑状況の可視化
- 見回り強化
- キッチンカーの充実
共存に対する理解
- ペットを飼わない人の意見も取り入れるべきという声
まとめ
今回の取り組みを通して、
- どのようなニーズがあるのか
- どのような方が来場されるのか
- どのようなルールや環境が必要なのか
といったことが、ひとつひとつ明確になってきました。
「できるかどうか」を考える段階から、「どのようにすれば実現できるか」を考えられる段階へと進めたことが、今回の大きな一歩だと感じています。
わんこと共存できる施設づくりをご検討の施設様は、お気軽にお問い合わせください。


